
デトランスαとデオエースEXの効果の秘密や副作用の原因を、その成分から説明。

デトランスαとデオエースEXは成分が異なるため、使用時に感じられる効果も違います。
一般的に言って、デトランスαは作用が強く、制汗効果が長持ち。ただ皮膚の炎症を起こすことが多いので、使用量や使い方に注意が必要です。
それに較べ、デオエースEXは肌に優しく、全身に使えるというメリットがあります。反面、制汗作用がデトランスαほど強くなく、『効果がなかった』とか『週に何回も使わないと、制汗作用が続かない」という声が見られました。
デトランスαの成分
デトランスαの主な成分は、アルミニウムクロリッド(塩化アルミニウム)、アルミニウムラクテイト( 乳酸アルミニウム)とアルコールデナ(変性アルコール)。
塩化アルミニウムと乳酸アルミニウムは汗腺の管の中で汗と反応して、ジェル状の水酸化アルミニウムを形成し、これが汗腺を塞ぎ、汗を止めます。
変性アルコールは肌につくとすぐ乾くので、その際皮膚の温度を下げ、清涼感をもたらします。また殺菌剤として働くので、臭いの原因となる肌の上の細菌数を減らせます。
ただ制汗剤や臭いを抑える成分として役立つこれらの成分は、すべて皮膚の炎症を起こす可能性があります。
デトランスαの20%と高い塩化アルミニウム濃度は、一回塗ると長期に効果がある理由なのですが、塩化アルミニウムの濃度が高い分、皮膚に炎症を起こしやすいのです。
これに加え、アルコールも一部の人は炎症を起こす可能性があります。アルコールから作られるアセトアルデヒドを分解する酵素を持っていない人、またはその酵素の働きが弱い人は、炎症を起こす確率高し。
お酒を飲んで顔が赤くなったり、気分が悪くなる人は要注意です。デトランスαを使う前に、アルコールのパッチテストをしてみるといいですね。

デトエースEXの成分
